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TAKETSUGU'S WORKS制作・担当実績

Product design プロダクトデザイン作品


専門学校生時代のプロダクトデザイン作品です。もともと趣味でプラモデルなどを作成していたこともあり、実際に手を動かしてモデルを作成することに熱中しておりました。学生時代に作れたものは小さなプロダクトばかりでしたが、素材や加工など工業的な知識も多少身につき、良い経験になりました。そのことも活かしてプロダクトデザインの案件にも対応したい気持ちもありますが、アイテムの種類やスケールの大小によっての振り幅は大きすぎるので、仮にご依頼頂いても対応が難しい場合がございますが、もし興味がございましたら、ご連絡をお待ちしております。

剪立

剪立 剪立 剪立 剪立

剪立(せんりつ)は任意の正多角形を形成できる器です。角数によって板の形状と端面の角度を調整したものを角数分組み合わせて完成します。最大の特徴は底板が無いこと。多数の板が重なり合って底面が一点に収束する絶妙なバランスで器として成り立っています。透明アクリル樹脂を板材に用い、器として多角形のオブジェとして様々な使い方が出来ます。デザインを起こしてからプラスチックメーカーから材料提供して頂き、板材の面取りや接着などを行いました。特に接着作業は接着剤の特性もあり、専用治具も作成して板材が一定の角度で動かないように固定しながら行いました。

第27回 市美展ふくい デザイン部門 福井新聞社賞 受賞作品

face

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Face(フェイス)は透明アクリルとウォールナット材を組み合わせて制作した照明機器です。直方体から楕円形で三次元的にえぐったような形状はその名の通り、見る角度によって様々な表情(=Face)を見せます。卓上のデスクライトとして、足元を照らすフットライトとして、あたたかみを持った木材の隙間から零れる光が優しく照らします。特殊な接着剤を用いて、異なる二つの素材を接着、削り出しています。アクリルもウォールナットも非常に硬く、ヤスリやノコギリでは歯が立たないため、頑丈に固定し、電動工具を使って、素材の硬さに苦戦しながらも何とか加工しました。キズだらけの状態から、紙ヤスリと研磨剤で磨き、接着の段差も無くし滑らかに仕上がりました。

第65回 福井県総合美術展 デザイン部門 福井県知事賞 受賞作品

HEXA

HEXA HEXA HEXA HEXA

HEXA(ヘキサ)は多機能を追求してシンプルな形状になったテープディスペンサーです。2点というシンプルなパーツ構成で、六角形のパーツをテープの紙管にはめ込み、カッター部分を装着して、準備完了。カッター部分を手で押さえて切れるので正確かつ無駄がありません。紙管に固定されているのでテープの残量ととも、固定が緩くなることも無く、テープを使い切るまで問題無く使用できます。試作はポリスチレン樹脂板を何層にも圧着、塊にしてから削り出しています。面取り、穴あけ、軸立て等その時その時に応じて、道具を使い分け、正確な形状のものが出来るまで、何度も試作を行いました。

第40回 福井県デザインコンクール作品展 プロダクト部門 入選作品

Mye

Mye Mye Mye Mye

この作品はコンタクトレンズを使用している自分が不便さを感じたことをきっかけにデザインしました。レンズを装着する際、指にレンズを乗せた状態でケースから目まで運ぶのですが、表面張力が働いているとはいえ、地面に対して垂直に構えるためレンズが落ちてしまう・・・という経験が多々ありました。これを解消したく、レンズを指の上に乗せ水平のまま、顔を下に向けてそのまま装着するという動作を促すべく、初めは既存のコンタクトレンズケースに鏡をつけるところからはじまりました。改良を加えていくうちに、さらに機能を追加。レンズの管理に欠かせない消毒液を収納するスペースや通常通りにも使える立ち上がり式の鏡も追加しました。プロダクトデザインの一つの到達点である「使用者の動作をデザインする」それに少し近づくことができたような気がして達成感がありました。名前のMye(マイ)はMy eye(=わたしの目)が由来です。

第40回 福井県デザインコンクール作品展 プロダクト部門 入選作品

link

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link(リンク)は年を老いて聴覚をはじめとする身体機能が弱くなった祖母の為に考案したプロダクトです。補聴器という電子機器であるため、実際に動作するものはつくることはできませんが、内部の構造や電子部品を入れるスペースを考慮し、サイズを決定、使いやすさなども考えながら、デザインを決定しています。電源は入手しやすい単3電池を想定し、左右繋がった形状とすることで紛失や脱落を防止。さらに電子部品の入る筐体にも余裕があるので、ボリューム等の操作系も扱いやすくなっています。筐体は首の後ろに掛かるため、長時間つけていても負担がかかりにくいです。初めての電子機器のデザインで見た目だけでなく気を配らなければいけない要素がたくさんありましたが、仕組みのこと部品のこと様々なことを学ぶことができて良い経験になりました。

Titanium Accessory

Titanium Accessory Titanium Accessory Titanium Accessory Titanium Accessory

プロダクトデザインのスキルを活かし、誰かにプレゼントを作ってみたい!という勢いから制作しました。これまでのような工業製品ではなく、装飾品なので、アクセサリーショップや雑貨屋さんなどを廻って、どんな素材を使用しているか、どんな方法で作っているのかをひたすら店員さんに聞き込みしてリサーチしていきました。その中で、シルバーアクセサリーの素材として「これは良い!」と聞いたのがチタンです。チタンは堅牢であるだけでなく、軽い素材です。さらに他の金属にくらべ非常に酸化しにくいため、肌に触れる素材としては秀でているとされています。デザインを考え、3Dレンダリングでイメージを作成、知り合いの眼鏡メーカーの方から材料と加工提供を頂きました。非常に硬い金属であるため、面取りやスワロフスキーの埋め込みなどは大変でしたが、磨いて仕上げて最終的には表面も落ち着いた光沢となり、上品に仕上がりとても満足しています。アルファベットをベースにデザインしているため、他の形状もいくつか考案していました。